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久しぶりの国内旅行でオーバーツーリズムを実感する埼玉県人

ホテル・宿

お外の世界は怖い

ちょっと前というか今年の2月頃の話になるのですが、東北地方にドライブがてら1泊2日で行ってきた時に、まさにオーバーツーリズムというものを体験しました。その時の出来事などを軽く記事にしてみようかと思った次第。
下書き記事のまま公開を忘れてたなんてことはないからね!本当だよ!

私は普段から外国人が多い地域に住んでいるので、海外からの観光客が多い事自体は特に負の感情はない人間ですし、特に政治的な信条があるわけではないし、何か訴えかけるわけではないです。単に個人の感想です。

 

「オーバーツーリズム」体験

民度

深夜3時に家を出て、埼玉から車をかっ飛ばして東北地方で有名な某観光施設に向かったのですが、施設に入ってしょっぱなから感じたのが民度の違いです。

一発でわかったのが「多言語の張り紙による注意書きの多さ」でした。そして張り紙の内容も日本人的には「いや当たり前やろ・・・」みたいな内容ばかりなんです。例えば、“ポイ捨てすんな”“喫煙所以外でタバコを吸うな”“トイレの便座の上には立たずに座れ”“入り口付近で固まるな”などなど。

次に目についたのが、道いっぱいに広がって集団で固まって騒ぐ海外の人達が大量にいるという点。実はその某観光施設には過去に何度か訪れているのですが、今までは日本人の家族連れやらカップルやらカメラマンしかいませんでした。たまに日本人の団体もいたのですが比較的バラけて散策していたので、すごく静かな雰囲気でゆったりとした空気が流れていました。

そんな静かな雰囲気だった場所が騒がしい感じのテーマパーク的な感じになっていました。

ちなみに何故施設名を明かさないかというと、施設内の色々な張り紙の注意事項を見る限り、名指しで批判を書くと管理者からめんどくさい絡まれ方をするかもしれないからです。
ビジネスライクな注意事項というより、もはや宗教的なニオイすら漂う注意書きが多数ありましたので。。

東北地方の観光施設に行くときは、事前にgoogleマップの口コミを見るとヨロシですよ。
後述しますが、その施設だけ明らかにgoogleレビューが異色で、一発で「ここかよ!」とわかるレベルなので(笑)

接客側も染まっていく

今までその観光施設のスタッフの接客に対して、何かを思う事はありませんでした。

今回は騒ぐ集団の傍にたまたま私が居たからか知りませんが、私に対してもスタッフの人から到底日本人相手の接客ではありえないような接客を受けました。

(流石にそれは差別では?)
(とはいえ、そこまでキツく言わないと聞いてくれないんだろうな)
(ネイティブ日本人に対してもその接客かぁ・・・)

などと思ったりもしました。やはりそういった人達を相手に接客していると、スタッフ側も邪に染まってしまうんだなと悲しい気持ちになりました。

東南アジア等に旅行で行ったことがある人ならわかると思うのですが、地元のコンビニなどでやる気無さそうにレジ横の椅子に座ってスマホを弄っていて、客がレジ前に来ても反応せずにかったるそうにスマホ弄りを渋々取りやめてレジ打ちを始めるという接客レベルにどんどん近づいているというかなんというか。

グローバル化に伴い接客のレベルもグローバル化してるんですかね?知らんけど。

現にGoogle口コミにも・・・

これ海外の人達はどう思ってるんだろなぁと某観光施設のgoogleレビューをみたら、海外の人からのコメントで「差別的な扱いをうけた」的なコメントが大量にありました。そりゃそうだよな。だって日本人に対してもそんな接客なんだからね。

ある意味で、昨今の加熱気味のオーバーツーリズム対策で外国人観光客を減らす事に貢献しているのかもしれません。が、残念ながら日本人の観光客も減らすことになるんじゃないかと思ったり。そして日本人は不満を直接言わずに2度と来なくなる習性があるので・・・

 

本来の日本の観光地を思い出す

道の駅七ヶ宿

道の駅七ヶ宿には以前バイクツーリングで来て以来数年ぶりに訪れましたけど、人があんまりいないのんびりとした空気感が大変に良いですね。
そしてレジのバイトの子の接客を受け、人間扱いしてくれたことに感謝しました。なんだかおかしな日本語ですが、ここは本当に日本なんだなって再認識できる程度には先に訪れた観光施設の接客がアレだったのです・・・

ちゃんとお土産等4000円くらい購入しました。お金は使っていかないとね。

白石城

続いて立ち寄った白石城ですが、こちらも最高でした。

観光客の姿はまばらで、近所の人が散歩する中でゆったりとした雰囲気の中で観光できました。昔の木造建築の建物を見るのは何故か好きなんです。

白石城のスタッフのおじちゃん達もすごくゆったりした空気で、私は騒がしい観光地よりこういった観光地の方が好きだなぁと思ったりしました。

ちなみに、無料の駐車場が利用できますので時間に縛られることなく散策可能です。
欠点としては駐車場から白石城までの遊歩道がそこそこ長くて距離があります。運動不足気味の異常限界独身中年男性には程よい運動になりましたので問題はありません。

 

ビジネスホテル

予定では日帰りするつもりだったのですが、白石城散策で疲れてだるくなったので、その場でビジネスホテルを予約して1泊することにしました。

白石駅近くの「パシフィックホテル白石」というところを予約しました。

ポイント等を使って5000円位で泊まったのですが、ホテルの接客に感動しました。某観光施設で人間扱いされなかったので、普通の接客なのに感動してしまうレベルでした。

土曜日&当日飛び込み&激安の部類のビジホですが特に不満はありませんでした。少し設備は古いですが苦情を言うほどのものではありませんし、そもそもこれでいい。

たまたまなのか、駅近なのに海外の観光客はほぼ居らず車で訪れている日本人が大半でした。お陰ですごく静かに過ごせましたよ。ありがたし。

たまに激安系のビジホで文句を言う方がいますけど、値段を考えろ値段をと言いたくなります。いいホテルに泊まりたければ10000円以上出してどうぞと。

個人的にはかなり穴場なビジホですね。そのうち暇になったら実施しよう考えている下道青森ドライブの宿泊ポイントとして良さそうなので、改めて訪れようと思っています。

 

宿命のようなもの

ビジホに泊まると、地元のスーパーで買った食材を持ち込んで部屋で宴をしたくなるのが異常限界独身中年男性の宿命です。

白石城からパシフィックホテル白石への道中に「ヨークベニマル 白石店」があったので、4000円分ぐらい買い込みました。

この画像以外にもたくさん買い込んでいて、翌日の朝までに4000円分を全部食べました。ご当地のカップ酒も刺身もバチくそ美味かったっす。

本当はビジホ近くの地元の料理屋でご飯を食べたいんですけどねぇ・・・部屋で宴を開くことを優先してしまって・・・

 

オーバーツーリズムの行き着く先は

なんとなくの感覚でしかありませんが、このままオーバーツーリズムが進んだ場合、

  • 日本人的な接客やサービスが失われるのではないか
  • 日本人お断りの観光地が増えてくるのではないか
  • 日本人が立ち寄らない観光地は、海外の方から魅力のある観光地に見えるのか

という懸念を感じました。

まぁいうて民間企業はお金儲け優先なので、お金を持っている人に向けたサービスを展開するのは問題ではありませんけどもネ。

現地の国の人が誰も訪れない観光地って、仮に古き良き歴史があったとしても、
「金儲けのために最近人工的に作った観光地です!」
感、偽物ではないんでしょうけど偽物感がして嫌だなぁと個人的には思います。

Q.日本の主要産業は何ですか?
A.観光、中抜きです。
技術大国?何それ。

になるんですかね?知らんけど。

コメント

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